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島に生まれ、島で育つ、希少なる黒毛和牛。
年間出荷頭数わずか30頭強と非常に希少な佐渡牛は、やわらかく甘く、ジューシーな肉質が特長です。
佐渡牛の歴史 1200年を超えて
佐渡島は古くから牛の島。はじまりは平安時代とも伝わります。往時の牛は犬コロほどに小柄で黒く、温厚で力が強く、山岳や田畑でよく働きました。肉も大変おいしく、明治時代になると外国人鉱山技師たちは、金山坑内で鉱石を運ぶ「佐渡牛」に母国のような食事を求めました。同じ頃、夷(両津)と航路でつながる新潟が開港5港の国際都市に。ハイカラな洋食屋では「佐渡牛」の牛鍋が大人気となりました。
佐渡牛の肥育 最高の環境と愛情で
日本の食肉文化150年。嗜好の変化やニーズに合わせる取り組みが「佐渡牛」に行われています。すぐれた血統の素牛による繁殖や改良。健康な仔牛を産んでもらうため、春から夏は牝牛を自然放牧。牧草や地元産コシヒカリのワラを舌で巻き取りながら、すこやかに過ごした牛たちは、冬場や出産時には暖かく安心安全な牛舎へ。約30カ月の少々のんびりした肥育期間も、経済効率のみに左右されないこだわりです。
佐渡牛の応援 地元とともに
黒毛和牛の繁殖で評価の高い佐渡島。しかし、ほとんどの仔牛は高千家畜市場でセリ落とされると、全国各地の有名ブランド牛となるべく生まれ故郷を離れます。島から出ずにそのまま、肥育農家で、愛情たっぷり大事に育てられる牛は年間わずか30頭ほど。まだまだ希少な「佐渡牛」のおいしさを、地元と協力しながら広げ、肥育頭数を増やしていくことも当社の大事なミッションです。
佐渡牛の食味 とろけるのにあっさり
やわらかく甘くジューシーな肉質、あっさりまろやかな食味が「佐渡牛」の特徴です。サシに含まれるオレイン酸とステアリン酸(不飽和脂肪酸)が、通常の動物性脂肪と比べて融点が低いため、口に入れた瞬間に体温で脂肪が溶け、得も言われぬ風味が舌に広がります。多くの方から「食べ飽きない」と言われる理由です。ぜひ、ステーキのようにさっと焼くだけのシンプルな料理で、肉本来の味をお楽しみください。