コラム

「雪室熟成和牛」ベトナム市場で広がる可能性

雪室熟成和牛、ベトナム市場へ初上陸

2019年6月、新潟発の雪室熟成和牛がベトナム・ホーチミン市へ初輸出されました。輸出先は、日系企業との取引が多いLotus Group。新潟市などが主催した商談会をきっかけに、現地での採用が決定しました。
翌7月7日、ホーチミン市の超高層ビル「ランドマーク81」の77階に、Lotus Groupが手がける高級肉バル「Ussina Sky 77」がオープン。ここで雪室熟成和牛が正式に採用され、ベトナム市場への本格展開が始まりました。

 

ホーチミンの食文化に響く、雪室熟成の演出力

ベトナムは近年、経済成長とともに富裕層・中間層が拡大し、高品質な食材への関心が高まる市場です。特にホーチミン市では日本食や和牛への需要が強く、取り扱う飲食店様が増加傾向にあります。

Ussina Sky 77では、富士山の溶岩石を使った焼き方や、部位盛り合わせなどのメニューで雪室熟成和牛を提供。さらに店内には、雪室熟成和牛や雪室文化を描いた壁画が設置されており、視覚的にも「雪室」の世界観を伝える演出が施されています。五感で味わう体験が、現地の食文化に新たな価値をもたらしています。

また、ランドマーク81というベトナムで象徴的なロケーションでの展開は、ブランド価値の訴求にもつながり、雪室熟成という希少性が差別化要素として機能しています。

 

雪室熟成和牛の希少性と差別化

「雪室」は雪国新潟で200年以上前から伝わる天然の冷蔵庫。この雪室でじっくり熟成された和牛は、酵素の働きにより柔らかくなり、アミノ酸の含有量が増加し、柔らかさと深い旨味が際立つお肉に生まれ変わります。

ベトナムではまだ馴染みの薄い熟成方法であるため、“希少性”と“ストーリー性”が強みとなっています。

雪室熟成について、詳しくはこちらのコラムをご覧ください

 

“物語のある一品”を世界へ

ベトナム市場への展開は、単なる輸出ではなく、「雪室熟成」という日本の食文化を伝える挑戦のひとつでもあります。
今後も、品質とストーリー性を兼ね備えたこのブランドを、より多くの国へ届けてまいります。

皆様におかれましても、ぜひこの機会に「雪室熟成和牛」の魅力をご体感いただき、物語のある一品として、お客様との特別な時間にご活用ください。


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